2019年の韓国の動向(仮タイトル)

新年を迎えたのを契機に何かを始めたいと思って始めたブログです。今のところ、当時ホットな話題でありとっつき易い韓国ネタを扱っています。

レーダー照射事案~言及すらされなかったので、徴用工判決について~

 本日行われた韓国の文大統領の記者会見ですが、レーダー照射事案に関しては言及すらなかったようです。全文訳がないので確定ではありませんが、何かあれば一社くらいマスコミ・ジャーナルが紹介しているでしょうし、下記の記事では明確に「言及しなかった」とあります。

 韓国の間違いを認める方向での進展は期待していませんでしたがさすが韓国です。期待の裏切り方そのものを更に裏切ってくれましたね。

韓国当局者「安倍氏が大局判断しないと首脳会談は困難」:朝日新聞デジタル

文氏は、日韓慰安婦合意に基づいて設立された財団を解散するとした問題や、海上自衛隊の哨戒機が韓国軍艦艇に火器管制レーダーを照射されたとする問題には言及しなかった。 

  レーダー照射問題には言及しなかった一方、徴用工判決に関しては以下のように述べています。まあ、こちらは期待通りに従来の馬鹿げた主張を繰り返したといったところですね。

「日本の政治家が政治争点化していることは賢明な態度ではない。日本政府がもう少し謙虚な態度を示すべきだ」と語った。日本企業に元徴用工らへの損害賠償を命じた韓国大法院(最高裁)判決には、「三権分立で政府は介入できない。日本は判決に不満を表明できるが、仕方がないという認識を持つべきだ

 

 また、NHKからの質問に対しては以下のように回答したそうです。

韓国ムン大統領 「徴用」めぐる裁判で「互いに知恵絞るべき」 | NHKニュース

日本政府が日韓請求権協定に基づく協議を韓国政府に要請したことに関するNHKの質問に対し、ムン大統領は協議に応じるかどうか、直接は言及しませんでした

一方で、ムン大統領は「これは、韓国政府がつくり出した問題ではなく、不幸な歴史によってつくられた問題だ。日本政府はもう少し謙虚な立場をとり、政治の争点とすることなく、解決のために互いが知恵を絞るべきだ」と述べました。

そして「日本も韓国も三権分立の国だ。韓国政府は司法の判決を尊重しなければならない。日本政府も判決内容に不満はあっても、『どうすることもできない』という認識を持ってもらう必要がある。政治的な攻防のイシューとみなして未来志向的な関係まで損なうのは、非常に望ましくない」として、日本政府に冷静な対応を求めました。

 まあ、そんな判決を出すような裁判官を「わざわざ」任命したのは誰か、という事実に目を瞑れば、確かに韓国の行政府がつくり出した問題ではなく司法府がつくり出した問題とは言えるでしょう。「不幸な歴史によってつくられた問題」ではなく、韓国という国家の一部(司法府と原告)が二国間協定を一方的に無視した結果つくり出した問題なのです。

 では、その問題によって日本(の企業)が不利益を被るならば、それは韓国という国家として解決しなければならない事柄であり、それを実際に行うのは先の司法府と同じく韓国の一部であり外交を含む行政を担う行政府にほかなりません。それをしないから日本が韓国政府に苦情を言っているのであり、そうなればこの事案は政治的な攻防のイシュー以外の何物でもありません。

 

 なお、徴用工判決に関して大統領から一任されている李首相も以下のような妄言を述べている模様です。

韓国・李首相「日本の指導者が反韓感情を利用している」:朝日新聞デジタル

韓日両国が歴史の負の遺産を解決し、同時に未来志向的な関係を構築するため、ともに知恵を集めて努力することを望む。私を含めた韓国政府は最大限自制し、悩み、努力している。日本政府もともに自制し、韓日関係の望ましい未来のため賢明に対応することを望む

 ちょっと何言ってるかわからない(笑)

 

 この件に関する日本側の反応は概ね下の記事(産経新聞及び中央日報)のようです。本当に肩透かしを食らって「冗談じゃない」といった感じですね。

文大統領発言に反発の声、日本政府は対抗措置引き続き検討:イザ!

佐藤正久外務副大臣は自身のツイッターに、文氏の発言を引用して「協議要請中なのに、その回答をしないばかりか、この発言とは。事実を事実として見ない発言の繰り返しだ」と書き込んだ。

(中略)

元外相の岸田文雄自民党政調会長は10日、党本部で記者団に、文氏の発言は「大変残念だ」とした上で「(韓国側は)協議には応じるべきだ」と強調した。

https://japanese.joins.com/article/006/249006.html?servcode=A00&sectcode=A10&cloc=jp|main|breakingnews

日本政府関係者は中央日報に「非公式的な意見」であることを前提に「現状況を十分に反映した発言だと見難い」として「残念だとしか言わざるを得ない」と明らかにした。

(中略)

匿名を求めた知韓派外交消息筋は「文大統領が『(徴用裁判などの問題は)韓国政府が作り出したのでなく、不幸だった歴史のために作られたもの』と言及したのは事実上、65年国交正常化を契機に作られた両国間の新しい戦後秩序を否定する発言に聞こえる恐れがある」と指摘した。

 韓国と国交断絶すれば、日本にも一時的に相当なダメージがあるとは思いますが、将来まで見据えた場合、本当に今のうちに断交しておいた方が身のためなんじゃないですかね。

 

 では、期待していたレーダー照射に関して何も言及がなかったので、本日はここまで失礼します。