2019年の韓国の動向(仮タイトル)

新年を迎えたのを契機に何かを始めたいと思って始めたブログです。今のところ、当時ホットな話題でありとっつき易い韓国ネタを扱っています。

レーダー照射事案~仮に『低空威嚇飛行』なるものがあったとして、それが何?(その2)~

 事実がどうであったかは置いておいても、これは韓国によるレーダー照射の相対化戦略の一環であることは間違いないでしょう。というか、機械は一切の誤作動を起こさないと仮定した上でも、それを操作したり公表したりする主体である韓国人は自分の都合に合わせて嘘をつくからね。誰も信用なんてしないよ。

 言うまでもないかもしれませんが、下記についての感想です。

国際ニュース - 韓国が威嚇“証拠写真”公開「機械は嘘をつかない」 | 【Abemaビデオ】見逃した番組や人気作品が見放題


「機械は嘘をつかない」韓国国防省が”自衛隊機による低空威嚇飛行の証拠”画像を公開、動画の公開は「短い」と消極的 | AbemaTIMES

 

 今回の件に関する韓国の動きは次の3点に集約できます。

  ①:海上自衛隊哨戒機が威嚇飛行をしたと主張

  ②:韓国軍艦から呼びかけたけど無視したとも主張

  ③:証拠画像(証拠にはなっていない)を公開

 

 遡って、レーダー照射に関する日本の初期の動きは次の3点に集約可能です。

  ①:韓国軍艦がレーダーを照射したと主張

  ②:哨戒機から呼びかけたけど無視したと主張

  ③:証拠映像(決定的証拠とは言えない)を公開

 

 両国の動き自体は完全に一致していますね。今回の韓国の動きは何のことはない、日本の動きを模倣しているだけなのです。もっとも、根本的な違いとしては、レーダー照射は大問題であるのに対し、低空飛行には何の問題もないという致命的な違いはありますが。

 仮に韓国の今回の主張が正しかったとしても、これまで韓国も主張してきたように軍用機にはそもそも「150m以下で飛行してはならない」という規定は適用されませんので、別に高度60mで飛行しようが全く問題はない(本記事最下部で補足)のですから。

「日本政府の対応は”武士の情け”」「韓国政府の説明に納得する軍人は一人もいない」日韓協議”打ち切り”関係修復は困難? | AbemaTIMES

今回公表した資料では、航跡などについても図で示している。民間の飛行機は150mの高度を取りましょうという話になっているが、軍用機には適用されない。それでも自衛隊は安全に運用するため、民間機が守っているレベルを守っていた。加えて、(哨戒機との距離が)500m離れていたということは韓国側も認めているので、さして危険性はなかった。また、これまで3回、同じ軍艦に同じ距離で接近しているが、今回に限って突然、威嚇的と訴えられた。

    ※ 青文字の『今回』とは最初のレーダー照射事件のこと

 

 レーダー照射事件に関する一連の流れの中で、当然ながら分が悪い韓国としては何としてでも『どっちもどっち』程度までには事件を相対化したいと考えているでしょうから、昨年末に起きたレーダー照射事件とは別の『威嚇飛行事件』をでっちあげて「日本が悪いことをした」という実績を捏造したいのでしょう。

 この2つの事件を相殺してレーダー照射事件の責任を回避し、あわよくばレーダー照射事件そのものを現在韓国がほざいている『第一の』威嚇飛行事件という虚構に塗り替えたいということですね。まあ、非常に韓国らしいやり口です。

 もっとも、繰り返しになりますが韓国が問題だと主張している行為自体に何の問題性もない時点でどうにもなりませんが。

 

 ちなみに、専門家からみても今回韓国が公開した画像には何の意味もないとのことです(下記記事参照)。まあ、自衛隊が先の事件で公開している映像も証拠とは言えない代物ですので、その部分に限っては『どっちもどっち』ですかね(ただし、先の事件で韓国が公開した捏造動画は論外)。

“威嚇飛行”写真 専門家「何の証拠にもならない」

 

 

【補足】

 日本(岩屋防衛大臣)は「国際法規、国内法にのっとって、常に適切に警戒監視活動を行っている」と反論しましたので、哨戒機が本当に60mの高さまで接近していた場合、日本政府が嘘をついたという事実は残りますので、その部分が問題と言えば問題となるでしょう。

岩屋大臣「脅威感じるのは哨戒機の方」 写真公開に